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クラクフ[Kraków]を11時25分に発車する列車に乗ってポーランド最後に訪問する都市、ワルシャワ[Warszawa]に向かいました。 ワルシャワは昔からずっと訪れてみたいと思っていた都市のひとつでした。 そのきっかけは「戦場のピアニスト」という映画です。 私が人生で一番何度も見ている映画で、見るたびに涙が止まりません。 私にとても影響を与えた映画だと思います。 なかでも一番印象に残っているシーンは瓦礫と化した街のシーンです。 ワルシャワを舞台にしているので、この映画に関連する場所を見てみたいと思っていました。 ポーランド滞在中にも偶然ポーランドのテレビでこの映画を見ました。 3時間半くらいでワルシャワ中央駅[Warszawa Centralna]に到着しました。 ガイドブックには駅構内の治安が悪いと書いてあったので早くホテルに行こうと思っていました。 しかしポーランドの首都の駅だけあって、大きな駅で出口が分からなくなってしまい地下街で迷ってしまいましたが、エスカレーターを見つけ地上に出ると、思いがけずホテルのある通りの近くに出ました。
ホテルに荷物を置き、休む間もなくワルシャワ蜂起博物館[Muzeum Powstania Warszawskiego]を見学に出かけました。 入場料は4Zł。 第二次世界大戦末期、ワルシャワ市民はドイツに対して蜂起を起こしました。 ドイツ軍はワルシャワを徹底的に破壊しこの蜂起を鎮めたそうです。 中は戦時中のワルシャワにタイムスリップしたような雰囲気でした。 写真や模型、残された資料・物品が多くを語りかけてきます。
ワジェンキ公園[Park Łazienkowski]は本当に素敵な公園でした。 きれいに手入れされて、ベンチでゆっくりしている人もたくさんいました。 ショパン像[Pomnik F.Chopina]を見に来ている人は結構いて、みんな写真を撮っていました。
次は地下鉄に乗って旧市街へ向かいました。 地下鉄の駅から旧市街へ歩いて行く途中、ワルシャワ蜂起記念碑[Pomnik Powstania Warszawskiego 1944 r.]を見ました。 大きな記念碑の前で、私は戦場のピアニストのシーンを思い出していました。 自分が復興したワルシャワという場所にいることが不思議に思えました。
旧市街への入口はバルバカン[Barbakan]です。 バルバカンのそばには[Pomnik Małego Powstańca]というワルシャワ蜂起で亡くなった子供の像が立っていました。 ぶかぶかのヘルメットと肩から下がった大きな武器が印象的でした。
バルバカンからかわいらしい小路を抜けて少し歩くと旧市街市場広場[Rynek Starego Miasta]に出ました。 広場の中央には人魚像[Pomnik Syrenki]がありました。 人魚はワルシャワのシンボルなんだそうです。 広場に面して昔からの建物が建っていて、まるでタイムスリップしたような感じになりますが、実はこれらの建物は全て戦後に復元させたものだそうです。 その中にワルシャワ歴史博物館[Muzeum Historyczne Miasta Stołecznego Warszawy]があり、入場料6Złで見学できました。 長いポーランドの歴史を年代順に辿ることができる展示で、第二次世界大戦中の写真や破壊された街の様子の写真が印象的でした。 旧市街市場広場からさらに南に進むと王宮広場[pl.Zamkowy]に着きました。 ここから南はクラクフ郊外通り[Krakowskie Przedmieście]、新世界通り[Nowy Świat]とワルシャワのメインストリートでした。 大統領官邸[Pałac Prezydencki]やワルシャワ大学[Uniwersytet Warszawski]、コペルニクス像[Pominik Mikołaja Kopernika]などがあり、またレストランやお店も並んでいて、地元の人も観光客もいっぱいいました。
街を歩いているときに、地面に左の写真のようなものを見つけました。 これはゲットーの壁があったところだと思います。 旧市街からは少し離れたところでしたが、ゲットー英雄記念碑[Pomnik Bohaterów Getta]も見に行きました。 さらに北にあるウムシュラークプラッツ[Umschlagplatz]というワルシャワのユダヤ人が移送のために集められた場所も見学しに行きました。 現在は線路などはなくなっているのですが、記念碑が建っています。
ワルシャワではメトロポール[Metropol]というホテルに2泊しました。 部屋は綺麗で、バスタブもありました。 朝食も種類が豊富でいっぱい食べてしまいました。