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この日はベルリン[Berlin]のホテルをチェックアウトし、友達の住むバイロイト[Bayreuth]へ向かうことにしていていました。 友達とは途中のホーフ中央駅[Hof Hauptbahnhof]で待ち合わせしていました。 ベルリン中央駅[Berlin Hauptbahnhof]から南へ向かうICEに乗ろうと思っていたのですが、調べた時間のICEが掲示板に出ていませんでした。 時間を調べ直すと、ECでドレスデン[Dresden]へ向かい、そこで乗り換えてホーフまで行けるということでした。 しかし予定していた時間よりも1時間以上も遅くなってしまいそうでした。 仕方がないのでECに急いで乗り込み、まずはドレスデンへ向かいました。 ドレスデン中央駅[Dresden Hauptbahnhof]に着くと乗り換えまでに1時間くらい時間があったので、友達に遅れることを電話で話し、荷物を預けて少しだけ街を見てみることにしました。
ドレスデンは初めてだったので、有名なフラウエン教会[Frauenkirche]だけでも見ようと思い、旧市街[Altstadt]へ向かいました。 15分くらい歩いてようやくたどり着きました。 大きな広場の真ん中にフラウエン教会は建っていました。 この教会は第二次世界大戦の空襲で破壊されましたが、戦後は東ドイツとなり、再建されることはありませんでした。 ドイツ統一後にようやく再建されることが決まり、2005年にようやく工事が完了しました。 放置されていた当時のままのレンガも使われていて、外観はモザイク模様になっています。 残念ながら時間が早くてまだ開いておらず、中を見ることはできませんでした。
ドレスデン中央駅に戻る途中、珍しい信号を見つけました。 東ドイツの信号はアンペルマン[Ampelmann]というキャラクターになっていますが、アンペルフラウ[Ampelfrau]というキャラクターもあります。 その、アンペルフラウの信号でした。 ベルリンで急いでECに乗ったので、朝ごはんを食べていませんでした。 歩いている時にパン屋さんがあったので、そこで美味しそうなキッシュを買いました。 快速列車[RE]でホーフを目指しました。
ホーフ中央駅のホームに、日本の国旗とドイツの国旗が見えました。 友達が彼女と一緒に迎えに来てくれていました。 ホームで久々の再会を果たし、車でメドラロイト[Mödlareuth]に連れて行ってくれました。 メドラロイトの駐車場に着くと、戦車[Panzer]がありました。 そして、大きな壁[Mauer]が見えました。 メドラロイトという小さな村は、1966年、壁によって2つに分けられました。 それまでひとつの村だったメドラロイトは、東ドイツ部分と西ドイツ部分に分けられたのです。 その後1990年まで壁は存在し続けました。 現在は記憶に残すための壁の他は取り壊されていますが、東ドイツだった場所はチューリンゲン州[Thüringen]、西ドイツだった場所はバイエルン州[Bayern]のままです。 メドラロイトは野外博物館となっていて、以前から訪れてみたいと思っていたのですが、公共交通機関で行くのは難しく、諦めていました。 しかし、友達が車で連れて行ってくれることになり、今回初めて訪れることができました。 駐車場で友達にちょっと待っててと言われました。 しばらくすると1台の車がやってきました。 そこからもう一人の友達が降りてきました。 二人は兄弟です。 私に内緒でここに呼んでいたと教えてくれました。
まずは4人でドキュメンタリー映画を見ました。 そしてパネルの展示で、当時の写真を見たり、どのようなことが起こったのかを読みました。 私が質問すると、友達が丁寧に答えてくれました。 その後、大きな倉庫のようなところで冷戦時代に使われていたいろいろな車を見ました。 最後に壁の近くまで行ってみました。 当時は東ドイツの国境警備兵しか行けなかった場所にいるのかと思うと、不思議な感じがしました。 その後、近くのレストランに行き、ゆっくり話をしながらコーヒーを飲みました。 二人の友達とはバスケットボールの試合を見に行った時に知り合いました。 ドイツのバスケットボールの話をしたり、私の近況を話したりしました。
再び車に乗り、バイロイトに連れて行ってくれました。 バイロイトはリヒャルト ワーグナー[Richard Wagner]の街です。 夏にはバイロイト音楽祭[Bayreuther Festspiele]が開かれます。 その音楽祭の会場となる祝祭劇場[Festspielhaus]に連れて行ってもらい、写真を撮りました。
その後、街の中心の方へ行きました。 メインの通りを歩いていると、ホットワイン[Glüh Wein]を売っているお店を見つけました。 みんなでホットワインを飲んで暖まりました。
通りから少し外れたところに市教会[Stadtkirche]があるということで、行ってみました。 外はだいぶ暗くなっていましたが、教会からは柔らかな光が漏れていました。 そして、友達の家へ連れて行ってもらいました。 夕食の時も、その後も、日本のことやドイツのこと、いろいろなことを話すことができました。 その日は友達のうちに泊めてもらいました。