ウッチ[Łódź]のホテルをチェックアウトし、駅へ向かってホームで列車を待っていると、各国の応援団や関係者が同じようにカトヴィツェ[Katowice]行きの列車を待っていました。
放送が入り、みんながいっせいに移動し始めたので、またホームの変更だと思って私もみんなにしたがって隣のホームに行くと列車がやってきました。
ギリギリのところで列車に乗り込むと、どのコンパートメントもバスケットボール関係者でいっぱいでした。
ようやく私と荷物が入れそうなコンパートを見つけ、座席に座ることができました。
そこは犬を連れたおばあさん一人とおじさん一人が座っていました。
カトヴィツェの駅に着くと大勢の人が降りたので私もその人たちに混じって降りました。
駅の中でどこの出口が予約していたホテル側の出口か分からなくなったので、ポーランド鉄道の制服を着たおじさんに聞いてみました。
するとそのおじさんもよくわからなかったようで、お店の人や通行人に聞いてくれました。
ようやく地元の若い女の子を見つけてくれて、その女の子が丁寧に教えてくれて駅を出ることができました。
駅からホテルまでは歩いて15分ほどで、迷わず見つけることができました。
到着した日は少しホテルで休憩した後、スポデック[Spodek]で試合を観戦しました。
帰りにアリーナの前のお店でサンドイッチを買おうと思い立ち寄ると、店員さんは見覚えのあるような感じのする男の人でした。
でもポーランドに友達はいないしなぁと思って注文しようとすると、男の人の方から、「君もカトヴィツェに来てたの!?」と言われました。
それでも思い出せなかった私は、一応返事をして、きっと列車で一緒になった人かなぁと思っていたのですが、注文し終わってようやく思い出しました。
彼はビドゴシュチ[Bydgoszcz]の駅でいろいろ教えてくれた人だったのです。
こんな風に偶然再会するなんてすごいなぁと思いながらホテルに戻りました。
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