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2009年 ドイツ[Deutschland]での旅行・生活

分断されていたベルリン[Berlin]を物語る場所


イーストサイドギャラリー[East Side Gallery] イーストサイドギャラリー[East Side Gallery] イーストサイドギャラリー[East Side Gallery]

オスト駅[Ostbahnhof]からすぐ、シュプレー川[Spree]沿いにイーストサイドギャラリー[East Side Gallery]という、残されているベルリンの壁[Berliner Mauer]に世界中の画家が絵を描いた場所があります。
最初に訪れた時は落書きなどで汚れていたのですが、数ヶ月かけて描き直され、帰国前に見に行った時は全て綺麗になっていました。

 
 
ポツダム広場のベルリンの壁[Berliner Mauer auf dem Potsdamer Platz]

ポツダム広場[Potsdamer Platz]でも壁が残されています。
ポツダム広場は壁があった時代、壁が建設されたため寂れた場所でした。
しかしドイツ統一後再開発が進み、今では近代的なビルが並んでいます。
その真ん中を壁の跡を示すレンガの道が通っていて、その道上に少しですが壁が並べられています。

 
 
ベルリンの壁記録センター[Dokumentationszentrum Berliner Mauer] ベルリンの壁記録センター[Dokumentationszentrum Berliner Mauer] 和解の教会[Kapelle der Versöhnung]

ベルナウアー通り[Bernauer Straße]にはベルリンの壁記録センター[Dokumentationszentrum Berliner Mauer]として壁のあった当時に近い形で壁が残されています。
通りの反対側に記録センターがあり、屋上から二つの壁とその間の無人地帯を見ることができます。
思っていた以上に無人地帯は広く、夜になると照明で照らされていたそうで、壁を越えて西ベルリンに逃れようとすることがいかに大変だったかがわかります。
真ん中の写真が屋上からの眺めですが、手前が西ベルリン側で、奥の緑の多い部分が東ベルリンです。
実際に壁の前に立ってみると、落書きなどがないためか、他の記念碑的な壁に比べて圧倒されるように感じました。
記録センターのすぐ近くに和解の教会[Kapelle der Versöhnung]という新しい教会が建っています。
ここにはもともと教会が建っていましたが、ちょうど壁が建設される場所にあったため、東ドイツによって破壊されてしまいました。
そしてドイツ統一後、再建されたということです。
教会の中には以前の教会の写真などが飾られていました。

 
 
シュタージ博物館[Stasimuseum]

かつて東ドイツではシュタージ[Stasi](国家保安省)という秘密警察が市民を監視していました。
本部だった建物が現在はシュタージ博物館[Stasimuseum]として公開されています。
映画「善き人のためのソナタ」でも舞台となりました。
展示はドイツ語だけでしたが、隠しカメラや盗聴器、監獄など興味深いものばかりでした。
さらに大臣室や会議室のような部屋も見学でき、スタッフの方の話では当時実際に使われていたものばかりだということでした。
国民がどのように監視されていたかを撮影した短いビデオを見せていただきました。
それによると、一般市民の中にシュタージの協力者が多数いて、反政府的な人々は逮捕されたり投獄されたりしたそうです。

 
 
監視塔[Wachturm]

ベルリンの壁があった近くには監視塔[Wachturm]が残っていることもあります。
私が見に行ったのはキーラー通り[Kieler Straße]にある川沿いの監視塔です。
今となっては周りは集合住宅になってしまって、その中にぽつんと監視塔が残っています。
ここは壁を越えようとして射殺された最初の犠牲者が出てしまった場所でもあります。
近くには傷病兵墓地[Invalidenfriedhof]があります。
この墓地は18世紀から存在していましたが、壁の建設のためにまず立ち入り禁止となり、その後壁が建設され、多くの墓が消えてしまいました。
今でも墓地に残る壁を見ることができます。

 
 
ゲッセマネ教会[Gethsemanekirche]

地下鉄ショーンハウザーアレー駅[Schönhauser Allee]のすぐ近くにゲッセマネ教会[Gethsemanekirche]というレンガ色の教会があります。
この教会は壁崩壊前、反体制派や民主化運動のための集合場所で、象徴的な場所であったそうです。
教会の前には当時の出来事を説明するプレートが立っていました。

 
 
平和革命展[Friedliche Revolution] 平和革命展[Friedliche Revolution]

ベルリン滞在中、壁崩壊20周年ということで、アレキサンダー広場[Alexanderplatz]では平和革命展[Friedliche Revolution]というイベントが行われていました。
壁の建設から崩壊、統一の間の様々な出来事を大きな写真や動画を見ることができ、いろいろなことを知ることができました。
地元の方々もじっくりと見学していて、注目度の高さが覗えました。

 
 






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